Blog

2019/03/12 16:37










螺鈿に使用する貝は夜光貝・白蝶貝・黒蝶貝などこちらもいろいろありますが
紅里工房(あかりこうぼう)の漆アクセサリー・漆ジュエリーにはおもに鮑貝を使用しています。

漆材料の貝は薄い板状のものを使用。紅里工房の漆アクセサリーは曲面がほとんどなので、まずは細かく砕くことから。
貼るものの曲面によって大きさを整えて、次は色分け。
一枚の板貝にはいろんな色が含まれているのでそれを分けます。
ジグソーパズルだと組む前に必ず色分けしますよね あれと同じ要領です。
漆を塗った上に一つずつ置いていくわけですが、これもジグソーパズルみたいな感じです(一つのピースは2mmから4mmぐらいですが・・・)


あわびは黒い漆で貼ると青色が強く出てとっても綺麗
朱漆で貼るとほんのりピンク色になります
もちろん黒漆なら青、赤漆ならピンク色に色分けしたあわび貝を使います。

貝を貼るために塗った漆はとても乾燥(硬化)が遅いので、一週間ぐらいは触れません。
貼り漆が乾いたら、塗り面と螺鈿の段差がなくなるまで漆を塗り重ねて蒔絵の工程に進みます。


漆と螺鈿のアクセサリー・紅里工房 -akarikoubou-
石川県金沢市諸江町上丁587-11 2F
TEL: 076-232-1606
FAX: 076-203-0287
E-mail:tera1201@trad.ocn.ne.jp